酸化と還元について | ||||||||||||||
◆酸化・還元の定義
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酸素による酸化が原因で品質が低下 | ||||||||||||||
酸素による酸化で品質や機能が低下する身近なものを5個挙げてください♪ ココをクリックすると、例が現れます。 答えを見る前にちょと考えてましょう♪ |
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知っているようで知らない酸素の害 | ||||||||||||||
上記の問題は如何でしたか? はっきり『原因は酸素』と思っていましたか? 多くの人は『酸素は大切なもの』、『酸素があるから生きていける』としか認識していませんよね。 知らず知らずのうちに吸っている『酸素』。この酸素を吸いすぎるとどうなるかご存知ですか? ・・・・・・・・・ 『過呼吸』『過呼吸症候群』って聞いたことありますか? 正確には過呼吸症候群(過換気症候群)。血中二酸化炭素分圧が低下しすぎたために呼吸苦を感じて速い呼吸をし、それによりさらに二酸化炭素が排泄されてしまうという悪循環に陥った状態。緊張、不安、興奮、恐怖などの心理的な要因や疲労などの身体的な要因がきっかけとなりうる。呼吸性アルカローシスのため四肢にしびれを生じることもある。紙袋で口を覆い、吐いた二酸化炭素を再度吸い込む処置が有効。(ペーパーバック法) 命に関わる症状ではありませんが、もし、そのまま速い呼吸を続けると生命に危機をもたらします。 酸素を吸いすぎると体に良くない; 酸素は非常に高濃度では主に肺組織を傷害することがあります。これを酸素中毒といい、あまりに高濃度の酸素から活性酸素を発生して組織を傷害します。 |
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酸素ボンベ | ||||||||||||||
ダイビングで使用するタンクは酸素ボンベと呼びますが、本当は『圧縮空気ボンベ』。 高山登山で使用する『酸素ボンベ』は『圧縮酸素ボンベ』。 何故、ダイビングで『圧縮酸素ボンベ』を使用しない理由が分かりますか? 酸素中毒を起こすから、ですね。 高山病は長時間低酸素状態が続くことで発症する症状です。 |
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高地居住者はなぜ高山病(低酸素症)にならないの? | ||||||||||||||
一般人は吸った空気に含まれる酸素の約17%程度しか利用していません。 例えば、一度の呼吸で吸った空気が500ccとすると、酸素が約100cc、この内、約83ccは使わずに吐き出しているんですね。 ところが、高地に居住している人や高い山に何度も登ったことがある人なんかは酸素の利用率(消費酸素量)が20%を超えたりするんです.酸素の利用効率が高いんです。そのため、高山病にかかりにくくなるんですね。 吸った酸素の大半を吐き出していたなんて、知ってました? |
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マウスツーマウス(人工呼吸) | ||||||||||||||
吸った酸素のほとんどは、利用せずに吐き出しているなんてこと、知っている人は非常に少ないですね。 吸った酸素の83%も吐き出すから、人がおぼれたような時、『マウス・トー・マウス』で、人工呼吸ができるんです。 もし人間が吸った酸素の全てを消費して、吐き出すときには、二酸化炭素しか出さなかったら、マウス・ツー・マウスをやると全員死んじゃうでしょうね。(笑い) |
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抗酸化作用 | ||||||||||||||
抗酸化作用ということばをよく耳にします。
赤ワインとかジュアールティには抗酸化作用があるとか・・・ 活性酸素ということばも、よく聞きます。 活性酸素はほとんどの病気の原因とさえ言われています。 でも一体、活性酸素や抗酸化作用って何なのでしょうか? まず酸化とは簡単に言ってしまうと物が錆びたり、腐ったりすることをいいます。 人間の身体も酸化します。 人は酸素を取り入れてエネルギーをつくりますが、その過程で一部の酸素は化学変化を起こし活性酸素というものを発生させます。 活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを排除する作用も持っていますが、過剰に活性酸素が発生した場合が問題となるのです。 腸内異常発酵、添加物が含まれた食品、喫煙、大気汚染、紫外線、ストレスなどは、活性酸素を発生しやすいものとされています。 ですから現代の私たちの生活環境は過剰に活性酸素が発生しやすい状況と言えます。 この活性酸素が、人間の身体を、臓器を、器官を酸化させ、動脈硬化などを引き起こし生活習慣病や老化の原因を作ります。 その活性酸素を抑えることを抗酸化作用といいます。最近では、アンチエイジングと呼ばれたりもしますね。 生体はこの抗酸化作用(SOD)を体内に持っていますが、40歳を境に大きく減少すると言われています。 ですから、恒常的に抗酸化力を有する飲料水・食物を摂取しなければ、体内の酸化が進み、さまざまな疾病の原因となるんです。 |
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酸化に勝った代表例・・・vol.1 | ||||||||||||||
以前からスーパーで売られている「切り餅」ですね. あの、「切り餅」が酸素に勝った・酸素を除外したからこそ、長期保存が効くようになったことを多くの方は気づいていません. あの方式でスーパーで売られ出して、20年程度(2006年現在)経過し、ほとんどの家庭で購入され、利用しているのに関わらず、「何故カビない」のかを答えられる方がほとんどいないのが現状です. あのパックに入った切り餅、封さえ開けなければ半年も一年も食味が変わらず、カビも発生しないんです.しかも、一切の防腐剤を使用していないに関わらず・・・・. 無菌状態で製造されたモチをフイルム(ビニール、ポリではありません)に詰め、ある小さな袋を入れ、密封するだけで半年以上もの長きに亘って変化しないのです.それは、何故か? 答えは、「フイルムパック」と「小さな袋」にあるのです.ポリ袋は水分や酸素を通しますが、「フイルムパック」は水分も酸素も通しません.酸素を遮断してくれるのです.でもこのままではパックしたときに混入する酸素でカビが発生しますので、「小さな袋」を入れてあるのです.これが「脱酸素剤(一番有名な商標名がエージレス)」.この脱酸素剤が袋の中に混入した酸素の99.9?%取り除くために、カビの発生、増大が抑制されるのです.モチに発生するカビも酸素があればこそ生きられ、増えるのです.酸素がなければ腐らない.このことを深く心に刻んでいただきたい. |
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